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| 〜 袴からプリーツスカートへ! Innocent Grey編 〜 |
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約1ヶ月ぶりとなるブランド訪問ですが、今回はデビュー作『カルタグラ』が4月28日にリリースさるInnocent Greyさんにおじゃましてきました! |
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インタビューに答えて貰ったのはブランドの代表で原画家の杉菜水姫(すぎな みき)さん! ブランドの立ち上げから次回作までじっくり聞いてきたYO! |
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デビュー作『カルタグラ』の見所や裏話までここでしか聞けないことをいっぱい教えていただきましたので、最後までじっくりご覧になってくださいね♪ |
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それじゃ、さっそくいってみよう! |
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| お話を訊いたスタッフ |
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| 杉菜水姫(原画担当) |
| Innocent Greyの代表にして看板原画家。元アマチュアボクサーと言う異色の経歴を持つ。動力源は明○乳業のいちごオレ。 |
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―― ブランドを立ち上げたきっかけについて教えてください

杉菜水月 さん(以下:杉):元々、私は「九頭龍」というブランドでゲームを作っていたのですが、その上の会社の社長がチーフができる人間は独立させて作りたいものを作らせようということを考えてまして、その第一号として独立したのがInnocent Greyです。
―― ブランド名の由来について教えてください

杉:Innocent Greyというのは直訳すると純粋な灰色という意味なのですが、黒でも白でもないというところから、ダークな黒いゲームも明るい白いゲームも作れるブランドになりたい、と言う意味を込めてこの名前にしました。
―― デビュー作の『カルタグラ』についてお聞きします。タイトルの由来は?

杉:どこのブランドさんでもタイトルって悩むところだと思うんですが、ウチも多分に漏れず悩んでいたんです。そんな時に資料で読んでいた悪魔関係の本の中に「カルタグラ※」という言葉が出てきまして、これだ、と思ったのがきっかけです。意味も調べてみたら、作っているゲームの内容にもあっていたのでこのタイトルにしました。
※カルタグラ:中世の悪魔学者レギナルド・スコットが「煉獄」の変わりに使用した言葉で、「魂の苦悩」といった意味がある。
――『カルタグラ』はどのようないきさつで企画されたのですか?

杉:かなり以前から単純に思っていたことなんですが…、袴が描きたい、ここから全てが始まりました。そのきっかけが、ある日、某有名ファミレスで袴を見たことだったのですが(笑)。あと、当時は京極夏彦さんの小説にはまってまして、元々ミステリーが好きだったというのもあるんですが、こういう世界観でミステリー作品を作ってみたいという思いがあったのも大きいですね。ユーザーさんからも京極作品的なイメージの作品をやってみたいという意見を多く頂いてましたので、じゃあやってみようとなったわけです。
―― 制作スタッフにもこだわりが感じられますが、どういった経緯で集められたのですか?

杉:そうですね、意識していないわけではないんですけど、気が付いたらそうなってました(笑)。基本的に知合いや、ツテを使ってスタッフを集めたらベテランの方々が集まっていてこのチームになりました。おかげで制作もスムーズに運びましたね。
―― すると、制作上の修羅場みたいなものはあまりなかったということですか?

杉:人数が少ないので、個人個人にかかる負担は大きかったんですけど、進行はスムーズでしたね。大きなバグとか、制作が停滞するような事故もありませんでしたし、やればできるもんだなと、思いました(笑)。
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| Innocent Grey開発室を探検! 1 |
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杉菜氏の机周辺。机の上には大量のフィギュアが鎮座していた。 (杉菜氏曰く、資料です!)下は寝床になっているとのことで、毛布と枕が常備されていた。
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リビングのドアにはミニポップが貼られていた。創り上げた作品をこよなく愛するInnocent Greyスタッフの真摯な姿勢が伺える。
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―― 和風サイコミステリィAVGと銘打ってありますが、推理モノではないということでしょうか?

杉:犯人を追い詰めていくという推理モノというよりは、物語全体を楽しんでいただくような形になっています。作品のコンセプトとして映画的表現を取り入れたアドベンチャーというものを目指しましたので、推理的要素が全く無いということではないのですが、一般的な推理モノとは少し違いますね。一番の大きな違いは、主人公が物語に大きくかかわっているというところでしょうか。普通の推理モノだと、主人公は客観的な立場から事件を追っていくことになるのですが、『カルタグラ』の主人公は事件の中心近くにいる当事者になっています。ですから、主人公の行動いかんで大筋は変わらないのですが、事件の流れが微妙に変化してしまうことになります。
―― すると、エンディングを迎えると事件のあらましは大体分かるということでしょうか?

杉:そうですね。ただ、各所にBAD ENDが仕込まれていますので、いくつかある正統なエンディングを見ないと事件の概要は掴みづらいかも知れません。勿論、TRUE ENDを見れば殆どのあらましが分かるようになっています。ただ、フラグが複雑なので最初から狙ったエンディングに辿りつくのは難しいかもしれませんね。私も最初にテストプレイをした時はBADENDになりました。ですが、TRUE ENDは結構感動的な結末になっていますよ。最初はもっと悲惨になるはずだったのですが、綺麗にまとまりました(笑)。
―― 大作感溢れる作品ですが、総プレイ時間はどれくらいになるのでしょうか?

杉:そうですね…、全フラグを知っているスタッフが音声を全部聞きながらプレイしてだいたい15時間ぐらいです。本当は10時間ぐらいで納めたかったんですけど、蓋を開けてみたら意外とボリュームが膨らんでいました。
―― 差分抜きで約200枚のCGが使われていると言うことですが、これは企画当初からこのボリュームでと言うことだったのですか?

杉:実は、初期段階ではもっと多かったんですよ。でも企画がまとまっていくうちに今の枚数になりました。あまり入れすぎても煩くなるだけなので。
―― また、猟奇的なシーンのCGが多いですよね

杉:そこも本作の売りの一つなので、普通の作品よりは確かに多いですね。ただ、どこまで表現するかは結構悩みました。現在の業界の規制や、社会状況も考えて少しソフトにした方がいいかなとも思ったんですが、やっちゃいました(笑)。ただ、死体にしても普通のバラバラ死体じゃなくて、なんていうんでしょうか、芸術的というと問題があるのですが、綺麗な感じに表現しようというコンセプトで描きました。引いちゃう人も多いでしょうけどその辺りも見て欲しいですね。
―― 猟奇的CGを描くのに抵抗はありませんでしたか?

杉:先ほども少しお話しましたが、元々、そういうのが好きだったので、結構ノリノリで描きました。どういうふうに描いたらエグくみえるのかとかを研究しながら(笑)。
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| Innocent Grey開発室を探検! 2 |
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杉菜氏の仕事姿を激写! 魂を込めてたこ焼き屋の親父を描いていた。机に置いてあるのは氏の大好物であるいちごオレ。
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『カルタグラ』は箱にもコダワリがあった。写真では分かり難いが通常の紙ではなく和紙のような手触りの紙が使われているのだ。
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―― 映画的演出というのは具体的にはどのような部分なのでしょうか?

杉:CGで表現されている季節感やコントラストがまずあります。冬場の物語なので雪の質感や、背景CGの色合い、イベントCGの構図などですね。特に色合いは、普通の美少女ゲームと違って時代背景にあわせたアナログ的な水彩タッチの塗りになっているので大きな特徴になっています。二つ目はカットインCGです。動きのある場面や、印象的なシーンに使われているのですが、様々な種類がありますのでじっくり見ていただきたいですね。三つ目は視点変更ですね。物語の要所要所で犯人やヒロインの視点に切り替わるようになっていますので、より深くストーリーを楽しめるようになっています。
―― 時代が戦後の日本ということですが、リアリティのある背景になってますよね?

杉:基本的に本とか写真を集めて資料にしていたのですが、その時代の資料と言うのが元々少なくて、集めるのに苦労しました。それでも分からない部分などはごまかしつつ描きました(笑)。ただ、全部が全部リアルにということではなくて、昭和二十六年の雰囲気を出しつつ、ぱっと見、嘘っぽく見えないものというのを目指して作りましたので、そこはクリアしているのではないかなと思っています。
―― ストーリー重視の作品と言うことですがHシーンはどうなっているのでしょうか?

杉:そこはご安心下さい! メインキャラには平均3シーンぐらいHシーンが入っています。やはり18禁ゲームですのでそこは外せないポイントになっています。多いところだと1シーンに10枚ぐらいのCGを使っています。Hシーンの総数がシナリオ的に増やせないので、1シーンの中に複数のシチュエーションを盛り込んでいます。
―― すると1シーンが結構長いということでしょうか

杉:そうですね。選択肢などを利用してシーンを分岐させたりもしているのですが、長いですね。シナリオを見てて、まだ続くのか! みたいなことが多々ありました(笑)。それと意外かもしれませんが、Hシーンは一部を除いて殆どが和姦になってます。
―― Hシーンならではのこだわりの部分と言うのはありますか?

杉:そうですね…、ずばり脱がさないというのがこだわりでしょうか。唯一ヒロインの和菜だけ変化球として全部脱がしました。あとは入浴シーン以外は全部半脱ぎですね。理由は、私が単純に半脱ぎが好きだからということなんですが(笑)。
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| Innocent Grey 新作 |
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『カルタグラ』 (2005年4月28日発売)
上野連続殺人事件と同時に起こった上月家の息女失踪事件。事件は複雑に絡まり、主人公の身の回りでは次々と新たな殺人事件が起こる。昭和初期の上野を舞台に繰り広げられる和風サイコミステリィアドベンチャー。
>> 作品情報・体験版DL
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―― 音楽と声にもこだわりを感じますが、これはどのようにして決められたのですか?

杉:音楽に関しては、昔から好きだったLittleWingさんにお願いしたいと思っていましたので、決め撃ちですね。元々LittleWingさんは民族音楽や和風な感じの音楽が得意なのでバッチリ合ました。特に問題も無くこちらの思った通りの楽曲を作っていただけました。BGMは20曲ぐらいあるんですが、もうちょっと入れたかったなというのが本音です。声に関しては、男性ボイスがポイントです。ダメかなと思っていたんですが、出演してくださった声優さんがいらして、本当に運が良いと言いますか、恵まれてると思いました。ちなみにちょっと隠し要素っぽいのですが、犯人側の視点になった時には主人公もちょっとだけしゃべってます。声は序盤から出てくるたこ焼き屋の親父の方が二役で演じてくださってます。
―― たこ焼き屋の親父ですが、すごく重要っぽいポジションにいる気がするのですが…

杉:何故か一部で大人気のキャラですが、うさんくさくて、選択肢まで持っていながら…終始たこ焼き屋の親父です。このキャラは二転三転したキャラで、最初は遊郭「雪白」の下働きで殺される役だったんですよ。でもそれが没になりまして、気が付いたらライターの気紛れでいつの間にかたこ焼き屋の親父になってました(笑)。ちなみにちゃんとフラグを持ってまして、選択如何では、見れないCGがあったりします。
―― 開発中のハプニングや苦労話があれば聞かせて下さい

杉:一番のハプニングは、年明けに私のノートパソコンが壊れたことですかね…。
第一作目なんでお金も無いですから、業務にはそのノートパソコン一台だけだったんですよ。
なので、年明け早々メールは受けとなれないし、資料も引き出せないという状態になりまして、
頭の中が真っ白になりましたね。あとは、これはちょっと嬉しいことなんですけど、声優さんの
事務所に台本を届けに行った帰りに地下鉄の駅で、女子高生を見たんですよ。まぁプリーツスカートが大好きでして、で、
その女子高生の制服もプリーツスカートだったんです。で、その女子高生がですね、
おもむろにスカートの乱れを直そうとしてたんですよ。こうグッとスカートをフトモモの上まであげて、
でも下着は見えないギリギリのラインで。その時は思わずガッツポーズを
取りながらこれは頑張ったご褒美に違いないと!(笑)
―― …見えたらダメなんですか?

杉:当然です。見えたら負けです。見えるか見えないかのギリギリの
ラインを攻めるのが大切です(笑)。 そこで、次はプリーツスカートが描きたい!!と思いました。
―― 上手く繋がった感じですが(笑)、次回作についてお聞かせ下さい

杉:現在のところ、社内でもいくつかの企画を検討している状態ですね。
これは最初のブランド名のところにも関わってくるのですが、第一作目が暗い感じの話だったので、
次回作はがらりと雰囲気を変えた作品にしようと考えています。
企画自体はまだ完全に固まっていませんが、『カルタグラ』を気に入っていただいた
ユーザー様に喜んでいただけるような要素を残しつつ、さらに新しいInnocent Greyの魅力を
お伝えできたらと。『カルタグラ』で作ったブランドイメージを良い意味で裏切るような、
ユーザーさんをあっと言わせる作品に仕上げたいですね。やはりInnocent Greyブランドでは、
常に新しいことに挑戦していきたいという気持ちがありますので(笑)。
―― 最後に、読者の方にメッセージをお願いします

杉:ブランド1作目ですが、それだけに力を出し切って満足していただける出来になったなと客観的に見てもそう思える作品に仕上がっています。ですから多くの人に手にとってプレイしてもらいたいですね。特にたこ焼き屋の親父を愛して欲しいなと思っています(笑)。オフィシャル通販で購入された方は特典ディスクでも大活躍してますので特典も是非プレイしてみてください。絶対損はさせません。Innocent Greyとしては今後も皆さんがプレイして楽しい、私達が作っていて楽しい、皆が幸せになれる作品を目指して頑張っていきますので、今後とも宜しくお願いします。
―― ありがとうございました。
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 Innocent Grey ホームページ
(C) 2005 Innocent Grey
2005/04/27公開
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